『ラブレターライティング・メソッド』誕生までの道①


takako3幼少のころから、

歌人であった祖父の影響で

短歌を詠んだり、日記や手紙を書く幼少期でした。

さみしがり屋で、人とつながりたいわりに、

臆病なところもあり、

うまく言えない思いを、

「手紙」にすることもありました。

 

引越し・アメリカ留学の経験のなかでも、

私を励ましてくれたのは「手紙」

両親からの手紙、桜の写真のポストカード、

同級生からの手紙、誕生日カード。

「私のことを覚えていてくれているんだ」

「応援してくれる人がいる」

と胸が熱くなり、

「頑張らなくちゃ!」

と大きな力となりました。

 

そんな私が社会人として初めての仕事は、

広報担当として、「手紙」の下書き。

上司は老舗オークション会社の元社長。

手紙の送り先は、国内外の大使、高官、

有名な音楽家に建築家、

オピニオンリーダーの方たち。

 

最初のうちは、手紙の原文がなくなるまでに

赤入れされ、

自分の未熟さに、

悔しくてトイレで涙することもありました。

 

しかし、ここでの5年間で、

企業間における手紙の重要性を、

嫌というほど体感することになりました。(つづく